建通新聞社(中部)
2015/06/09
【三重】鈴鹿市 清掃センター改修事業を公告 DBO方式で実施
鈴鹿市は、市清掃センターの改修対策事業で、民間事業者が設計・建設・運営を一体的に行う「DBO方式」の民間活用を導入するため、6月8日に一般競争入札を公告した。入札参加希望者は、参加表明書と資格審査書類を7月24日に提出する。入札書と事業提案書の提出日は10月5日。12月上旬に落札者を決定する予定だ。予定金額は192億7967万5000円(税抜)。
入札参加者は、基幹的設備改良工事を行う企業と管理運営業務を行う企業で構成する。参加資格要件を満たせば1者での参加も可能としている。
基幹的設備改良工事を行う企業の参加要件は、「清掃施設工事」の入札参加資格があるほか、▽@1炉当たり1日90d以上で全体規模として1日270d以上Aストーカ式B発電設備―を備えた一般廃棄物処理施設の建設工事の元請け実績がある▽清掃施設工事の総合評定値が1000点以上―など。
また、管理運営業務を行う企業の応募要件は、@1炉当たり1日90d以上で全体規模として1日270d以上Aストーカ式B発電設備―を備えた一般廃棄物処理施設の運転管理実績があることなど。
事業者決定後は、16年度に設計に着手し、17〜20年度の4カ年で施工する。管理運営期間は17〜33年度の17年間。
今回、事業の対象となるのは▽工場棟▽計量棟▽資源ゴミ回収所▽洗車場▽倉庫・油庫▽調整池・駐車場―など。施設の延べ床面積は1万1487平方b。処理能力は1日270d。処理方式は全連続燃焼式ストーカ炉。所在地は御薗町3688。
現施設は03年12月に完成した。設計・施工はJFEエンジニアリング(本社東京都千代田区)が担当した。