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日本工業経済新聞社(山梨)
2015/06/09

【山梨】古川残区間改修を

 県県土整備部は、治水事業古川(韮崎市龍岡町下條東割〜大草町若尾)を再評価し事業を見直すことを県公共事業評価委員会に示した。見直し計画では、事業期間を2022年度まで5年間延長し、改修を継続する。残区間延長は920m。15年度は用地補償を計画している。
 古川は浸水被害が発生しているため計画流量30立方m〜10立方mとなるよう河道拡幅改修を計画し、1990年度に事業着手。その後計画変更を行い、現在の計画は17年度まで。現在の総事業費は29億円。
 全体計画は、改修延長2680m、護岸工5230m、道路橋18橋、取水堰1基、分水工1基など。下流区間から事業を進め、14年度までに改修1760m、護岸工3400m、道路橋12橋、取水堰1基などを推進した。延長ベースの進捗率は66%。
 現計画は17年度までだが、上流部のバイパス区間で地図訂正の必要が生じ、12年度から14年度まで公図修正を行ったため事業が進捗しなかった。しかし15年度に入り用地地権者(37人)から同意を得られたため、事業期間を22年度まで延長し、事業を継続することを評価委員会に示した。
 委員会に示した15年度の費用(C)対効果(B)が6・8と効果が大きくなっている。
 見直し後の年度別計画は次のとおり(カッコ内は事業費)。
 ◆15年度=用地補償(4700万円)◆16年度=護岸工300m、橋梁工1橋、用地補償(1億3800万円)◆17年度=護岸工300m、橋梁工1橋(8500万円)◆18年度=護岸工300m、橋梁工1橋(8500万円)◆19年度=護岸工300m、橋梁工1橋(8500万円)◆20年度=護岸工300m、橋梁工1橋(8500万円)◆21年度=護岸工220m、橋梁工1橋、分水工1基(4000万円)◆22年度=護岸工(減勢工含む)120m(3000万円)