建通新聞社
2015/06/08
【大阪】大阪府 郡戸大堀線歩道整備に着手
大阪府は、2015年度から府道郡戸大堀線歩道整備事業に新たに着手する。15年度は道路予備設計と測量を進め、16年度から用地取得に入る計画だ。工事発注は22年度を目標にしている。
近鉄恵我ノ荘駅へのアクセス道路の郡戸大堀線に歩道を新設整備する。事業区間は羽曳野市内の恵我ノ荘駅から市道東大塚御稜線に至る延長500b。現道は幅員5・4bで、歩道はない。
計画では、拡幅により全体幅員16b、車道2車線(3b×2、路肩1・5b×2)、自転車歩行者道両側(3・5b×2)を整備する。
拡幅整備によって、特に朝夕の通勤・通学時間帯での歩行者や自転車、自動車との交錯状況を解消し、安全と交通の利便性の向上を目指す。
16年度からの用地取得に向けた、道路予備設計と測量は条件付一般競争入札で公告済み。参加申請を6月11日まで受け付け、同月23日に開札する。概要は、予備設計が道路線形決定と道路予備設計、測量は基準点測量、現地測量、路線測量0・6`。納期は各16年1月29日まで。場所は羽曳野市南恵我之荘3丁目他。
歩道整備事業の全体事業費は約15億1000万円を見込み、うち工事費・調査費などに約1億1000万円を概算。
なお、府の都市計画決定によると、駅南側には駅前交通広場約1400平方bを配置することになっており、16年度以降に羽曳野市との間で両者の役割分担について協議を進めるものとみられる。羽曳野市の説明では、同駅南側には暫定整備として「恵我ノ荘駅オープンスペース」を10年4月に供用開始、同所の面積は516平方bとしている。