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建通新聞社四国
2015/06/09

【徳島】徳島県 6月補正予算案を発表

 徳島県は、11日開会予定の県議会定例会に提案する2015年度6月補正予算案を明らかにした。一般会計の補正額は400億8100万円。4月に行われた知事選に伴い、当初予算を骨格予算で編成しており、「とくしま回帰」を加速し、「新未来『創造』」への第一歩を踏み出す予算(肉付け)として編成。当初予算と合わせた通年予算としては4810億円となり、14年度当初と比べ0・7%増と、6年連続の増額予算となっている。
 投資的経費は334億5415万円を補正し、当初予算と合わせて778億6264万円を計上。14年度当初比5・3%減となった。主な要因は森林整備加速化・林業飛躍事業の減など。また、単独事業の減により、一般会計に占める構成比も14年度当初に比べ1・0ポイント低下している。
 補正予算での投資的経費の内訳は、補助事業が189億9189万円、単独事業が12億5061万円、直轄事業が104億9478万円。当初予算との合算では、直轄事業が皆増の104億9478万円で14年度当初比46・7%増、補助事業が396億3221万円で同4・9%減、単独事業が17億4918万円で同26%減となった。また、公共事業予算(国直轄負担金、一般公共・県単公共、災害復旧、県単維持)としてみると、国の公共事業予算が横ばいとなる中、当初291億円と6月補正294億円を合わせ、同0・7%増の585億円を確保しており、重点施策の「安全・安心」や「経済・雇用」の対策など、地方創生の礎となる社会基盤整備を引き続き推進していく。
 一般会計6月補正予算案のうち、主な建設関連事業は次の通り(▼は新規事業)。
 ▼建設産業魅力発信・担い手育成支援事業500万円▼「阿波の元気もり森」推進事業1億6700万円▼新防災センター(徳島東署)施設整備PFI導入可能性調査事業1000万円▽土砂災害危険箇所緊急調査事業6億2700万円▼高齢者福祉施設等防災減災促進事業9000万円▼防災センター浸水対策モデル事業6500万円▽高校施設耐震診断・改修事業1億9500万円▽警察本部・警察署庁舎防災機能強化事業2300万円▼徳島阿波おどり空港旅客ターミナル機能向上事業7000万円