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日本工業経済新聞社(埼玉)
2015/06/08

【埼玉】埼玉県空調衛生設備協会が特別講話開く

 埼玉県空調衛生設備協会(大原萬彌会長)は、公益目的事業の一環として『新人・若手のための技能者育成特別講話』を5日、埼玉県管工事会館(さいたま市中央区下落合4丁目)の3階大会議室で開催、会員約50人とともに、県職員や一般からの参加者20人余を合わせ70人余が受講し、洞察力と知識力を養う重要性を学んだ。
 講話は建設業界において若手入職者や熟練技術者の確保が深刻な状況になっていることから、若者に魅力ある仕事であることをアピール、入職を促すとともに、入職した人をしっかり留まらせることが目的。
 開会にあたり、業務渉外委員会の大熊忠男委員長が「本日の講習会は建設業界の人材確保が叫ばれる中で、若手の入職と定着を目的とした当協会の今年度一押しの事業です。新人だけでなく、中堅の社員にとっても非常に有意義な内容になっています」とあいさつした。
 続いて、大原会長の代理として小林宏也副会長が県の職員や一般参加者にお礼の言葉を述べてから「若い10代、20代の方々は、われわれ設備業界の20年後、30年後を担っていただかねばならない方々です。本日は非常にためになるお話を聞かせていただけると期待しております。集中してしっかり学び、今後の仕事に生かしていただきたい」と述べた。
 この後、司会を務めた横田生樹業務渉外副委員長が講師の赤尾智轄驪ハヤマト取締役技術部長の略歴を紹介した。赤尾氏は技能五輪の配管職種に2年続けて出場し、第28回大会で優勝するなど輝かしい実績の持ち主で、社内に限らず、工業高校などで若手の教育や育成に努めている。
 講話は『それって、聞かなきゃダメですか?』〜洞察力と知識力がなぜ必要か―をテーマに、フロン排出抑制法について説明してから、自社のエアコン取り付け研修を踏まえ、経験を積み重ね、知識を蓄える大切さを説いた。そして、整理・整頓・清掃・清潔・しつけ(マナー)の5Sに加え、スピーディーを合わせた6Sを心がけるように訴え、最後に技能五輪へのチャレンジを推奨し、講話を終えた。