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日刊建設工業新聞
2015/06/08

【鳥取】6月県会始まる 過去最大級の6月補正195億円/平井伸治知事3期目の所信、鳥取元気プロを断行

 6月定例県議会が5日開会し、一般会計補正予算案など17議案が提案された。6月補正予算案は、知事選後の肉付け予算としては過去最大規模の195億3000万円。補正後の一般会計予算総額は3531億0200万円で、前年度当初予算を4・5%上回る積極型になる。会期は26日までの22日間。
 平井伸治知事は3選後、初の定例会にあたって所信を表明。全国初の手話言語条例制定や県内移住者の増大、出生率の向上などを挙げ「人口最少県であっても全国をリードできる力が芽生えてきた」とした上で、「改革の手を緩めることなく、県民とともに『鳥取元気プロジェクト』を断行する」と誓った。
 また、議案の提案理由説明では、老朽化した県立博物館の見直しについて「県民の意見を広く聞き、美術館を整備する場合の基本構想策定に取りかかる」と述べた。
 補正予算案のうち公共事業費は119億6500万円。補正後の511億6500万円は前年度当初比7・7%の増。鳥取西道路の建設や鳥取自動車道の追い越し車線整備など直轄事業が伸びたほか、一般公共は岩美道路をはじめ国の認証額をもとに骨格予算から肉付けした。
 今後の議事日程は9日に自民党・内田博長議員の代表質問があり、11日からは一般質問がスタートする。