建通新聞社(岡山)
2015/06/08
【岡山】玉野市 図書館などの移転提案 県外2JVが応募
玉野市は4日、総合文化センターにある市立図書館と中央公民館を市役所西側にある商業施設(天満屋ハピータウン・メルカ)に移転・整備するため、施設の設計や管理運営を行う指定管理者を募集していたが、設計者と管理運営事業者の組み合わせによる2つの共同企業体(JV)から応募があったことを明らかにした。
応募したJVの設計者はいずれも県外業者。施設の管理運営の提案に加え整備改修工事の設計業務(設計費見積含む)と施設機能や仕様も含め提案している。市は5日に開く第1回選定委員会で選考方法などを固め、10日に公開プロポーザルと2回目の選考委員会を開催し、議会に提案する指定管理者候補および設計候補者を選定したいとしている。
議会承認が得られれば、7月中旬には設計者と随意契約、指定管理者と仮協定をそれぞれ締結。協議を重ねながら運営手法や施設の設計内容などの詳細を固めていく。
移転先は、1993年建設の鉄骨造3階建て塔屋2階建て延べ約2万9382平方b。2階フロア北側のスペース4300平方bに、図書館部分(約2400平方b)とギャラリーおよびミュージアム機能を含む中央公民館(約1900平方b)を想定している。
費用は設計委託費(見積額上限)3425万円、想定工事費(改修費、什器・備品購入)5億6000万円。整備改修工事は入札で施工者を決定、市が施工を行う。
想定スケジュールは設計が契約後から2016年2月まで。整備改修工事(監理含む)は16年度事業で17年2月までを想定。指定管理期間は17年4月から5カ年間を予定(議会で確定