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建通新聞社四国
2015/06/05

【高知】高知県警 高知警察署新築基本設計の公募型プロポを募集開始

 高知県警察本部は、高知警察署庁舎新築に向けた基本設計者を選定するため、公募型プロポーザルで募集を開始した。参加申込書の提出期限は6月18日午後5時必着。6月下旬に審査委員会事務局による書面審査を参加者多数の場合のみ実施し、審査結果を通知した後、企画提案書を7月13日提出締め切りで求め、7月下旬にプレゼンテーションを行い、設計者を決める。
 資格要件は、高知県内に本社・本店を置く建築士事務所を含む共同企業体(JV)であること。代表者は2000年以降に竣工した建築物のうち、延べ5000平方b以上の免震建築物の設計業務を完了した実績、または延べ5000平方b以上の庁舎、警察署の設計業務を完了した実績があること(構成員、協力事務所として参加した場合の実績は不可)。統括責任者自身が一級建築士の資格を有し、本業務で延べ5000平方b以上の庁舎、警察署の設計業務を完了した実績を持つ一級建築士の資格を有する主任技術者(意匠担当)を専任として配置できることなど。
 見積限度額は2908万1000円。委託期間は16年2月25日。引き続き実施設計も随意契約で締結する予定。
 新しい庁舎は、現庁舎から道路を挟んで北側のJA電算センター跡の敷地2730平方b。鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造9〜10階建てを想定している。規模は延べ1万平方bを想定、提案の際のイメージとして主要な課室(8室)1500平方b、その他事務室1200平方b、宿直室(12室)250平方b、食堂60平方b、道場470平方b、会議室600平方b、機械室400平方b、便所400平方b、更衣室200平方b、車庫600平方b、倉庫1100平方b、留置室900平方b、その他2320平方bを示している。
 駐車場は、建設地が最大1〜2bの津波浸水予測が出されていることから、浸水対策として2階庁舎内に公用車用15〜20台を確保する。また庁舎外周と敷地内に公用車10台程度と外来身障者用駐車スペース2台を確保、現庁舎棟解体後の駐車場に公用車と外来用を確保する。駐輪場は庁舎敷地に公用二輪車20台程度、来客用二輪車15台程度を確保する。
 概算工事費は約46億4000万円。現庁舎や移転先の現施設の解体、現庁舎解体後の駐車場整備費は除き、機械設備、電気設備は含む。工期は17年11月〜20年12月を予定している。
 現庁舎は、新庁舎完成後に解体し、駐車場を整備する。現庁舎の規模は鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ4198平方b。別館と倉庫棟は比較的新しい建物のため解体せずに残す。駐車場の整備面積は約1400平方b。解体設計や駐車場整備の詳細設計については、この業務の実施設計の中に含む。