建通新聞社
2015/06/04
【大阪】大阪府 本年度内にJRと施工協定締結を
大阪府は、都市計画道路大県本郷線街路事業で、2015年度内にJR西日本とアンダーパス工事の施工協定を締結する考えだ。アンダーパス区間は20年度の完成を目指している。
アンダーパス区間は全体延長約240bで、うちJR西日本委託の工事延長は約50b、府発注工事の延長は約190b程度が見込まれる。JR西日本委託の工事スケジュールは、施工協定締結のための協議事項で、まだ固まっていない。府発注工事の工程の詳細は施工協定締結後決まる見通し。なお、アンダーパス部の設計はJR西日本に委託し作成済み。
事業は、JR関西本線と東西に交差する柏原停車場大県線の踏切付近の交通混雑を緩和する目的で、国道25号から市道上市法善寺線までの延長600bを対象にバイパス道路を整備する。計画幅員は全幅20bで、2車線(車道3・25b×2、中央帯2・5b、路肩0・5b×2)と両側自歩道(5b×2)。JRアンダー部は、車道部(7b、2車線+路肩)と、車道部と構造的に分離した自歩道(幅員3b、片側)を築造する。
07年度に、国道25号からJR関西本線の西側にある市道今町上市線までの延長150b区間は供用済み。整備中区間の延長450bのうち、今町上市線タッチ部からアンダーパス区間となり、JR軌道部を越えて東側にある市道タッチ部までがアンダーパス部、そこから上市法善寺線までが平面構造。場所は柏原市本郷1丁目〜清州2丁目。
全体事業費は約72億円。用地取得率が99%のため、残事業費(約29億3000万円)の大半は工事費(約28億8000万円)となっている。