北陸工業新聞社
2015/06/04
【富山】戸田建設で地鎮祭/YKKパッシブタウン黒部/第2期街区
YKKグループのYKK不動産(東京都千代田区、吉田忠裕社長)が黒部市内で計画の「パッシブタウン黒部モデル第2期街区新築工事」の地鎮祭が3日、施工者の戸田建設主催により執り行われた。
第2期は敷地面積5521平方メートルに、RC造地下1階地上4階建ての複合型賃貸集合住宅(住居、商業、地下駐車場)を6棟、延べ6931平方メートルで建てる。住戸数は1LDK×12戸、2LDK×16戸、3LDK×16戸の計44戸。総事業費は25億円。設計は槇総合計画事務所が担当。入居者募集開始が16年4月で、同年10月の完成、11月の入居開始を予定している。
地鎮祭では鎌入れを吉田社長、鍬入れを福永知義槇総合計画事務所副所長、鋤入れを今井雅則戸田建設社長が行い、続いて関係者が順に玉串を捧げ、施工中の無事故を願った。
「パッシブタウン黒部モデル」は、黒部市三日市の同社茅堂社宅跡地約3万6100平方メートルを開発し、黒部の自然エネルギーを活用した21世紀の持続可能な社会にふさわしいローエネルギーのまちと住まいを提案するプロジェクト。総住戸数約250戸、入居者数約800人、総延べ床面積は4万2900平方メートルを見込み、25年の全体完成を目指す。
第1期は住居棟と商業棟、地下駐車場の複合型賃貸集合住宅(RC、S造地下1階地上3階建て延べ6500平方メートル)。住戸数は1〜3LDK各12戸で36戸。総事業費は25億円。ことし1月に着工し、16年2月の竣工、3月の入居開始を予定している。設計はエステック計画研究所、施工は戸田建設。