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日刊建設タイムズ社
2015/06/03

【千葉】来年3月に基本計画/君津地域水道事業の統合・広域化/本年度で財政シミュレーションなど

君津広域水道企業団は、君津地域水道事業の統合・広域化に向けて基本計画の策定作業を進めている。昨年度は2月に第2回統合協議会を開催するとともに、7回の専門委員会、3回の統合協議会幹事会を開催。本年度は財政シミュレーション、施設整備案の精査などを行い、8月下旬までに基本計画の素案を策定。その後、詳細事項のすり合わせを行い、2016年3月に基本計画をまとめる。基本計画の策定業務と協議会等の運営支援は日水コン(千葉事務所・千葉市中央区本千葉町7―11)が担当している。
  水道事業の統合・広域化に向けては、12年度にとりまとめた「君津地域水道事業統合・広域化基本計画案」をもとに、君津地域4市(富津、君津、木更津、袖ケ浦)市長及び君津広域水道企業団企業長が統合・広域化の方向性に合意し、13年10月17日に「君津地域水道事業統合・広域化に関する覚書」を締結し、基本計画の策定、協議検討を進めることになった。
  その後、覚書に基づき、昨年2月14日に第1回統合協議会を開催し、16年の統合・広域化基本協定締結を目指すことを確認。併せて統合協議会幹事会と、総務委員会、経理・業務委員会、給水・建設・工務委員会、維持管理委員会からなる専門委員会を設置し、協議・調整を進めていた。
  基本計画の策定では、@4市水道事業の水需要予測A施設の統廃合計画B管路の更新計画B施設整備計画案C新たな経営主体の形態――について精査・検証を行っている。
  4市の水需要については、将来の水源能力や施設能力規模、経営面でのリスクを考慮した有収水量を予測。施設の統廃合計画では、全域の現地調査、水利計算などを行い、現実的な計画を策定することとした。また管路は、将来の有効率、漏水事故件数を検証し計画を策定。
  施設整備計画案では統廃合、管路の更新、耐震化事業等を統合し、今後の財政シミュレーションを行っていく。財政シミュレーションは事業量、出資金、料金等について検討。経営主体の形態については、4市の水道事業は解散し、企業団が用水供給事業と末端給水事業の認可を取得し、事業を実施する方向で検討する。k_times_comをフォローしましょう
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