日本工業経済新聞社(茨城)
2015/05/30
【茨城】常陸太田市 金砂郷統合中の屋内運動場建設へ
常陸太田市教育総務課は、金砂郷統合中学校の屋内運動場建設事業に入る。本年度は基本・実施設計業務の策定を予定。埋蔵文化財調査を行った後に発注する見込みだ。時期としては、早くてことし後半ごろになるもよう。事業費には、本年度当初予算に3251万9000円を盛り込んでいる。
現在、南中学校(大里町3577)の敷地を使い、統合中学校の建設を進めている。校舎については8月ごろの完成を見込んでいる。
屋内運動場は、既存建物が老朽化していることから建て替える。建設場所は校舎を取り壊した跡地を利用する。既存体育館は1971年に建設。S造2階建て、延べ1225u。
担当課は事業スケジュールについて「本年度は基本設計と実施設計を一括して発注する予定。近く建設予定地で埋蔵文化財の試掘に取り掛かる。この結果を待って発注することになる。建設工事は2016年度に計画している」と話す。
ただし、南中学校のグラウンドからは貴重な文化財が発見されており、体育館の建設予定地からも埋蔵文化財が出土する可能性があると見ている。
発掘された場合は建設計画の遅れや、本年度当初予算に計上した事業費の繰り越し措置といったことも予想される。