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建通新聞社四国
2015/05/29

【徳島】徳島県 橋梁点検で新歩掛り 7月から適用

 徳島県は、橋梁の定期点検業務を建設コンサルタントに外注する際の新しい歩掛りやマニュアルを6月末までに作成し、7月から発注する業務に適用する考え。市町村自治体などもこの歩掛りを採用するなどし、橋梁の定期点検業務を委託していく。
 新歩掛りは、従来県が独自に採用している橋面積に基づく歩掛りに、全国仕様の道路定期点検要領に基づく点検記録様式への記載や、点検・診断結果の4段階評価(判定区分T〜W)などの作業も反映させる。このほか近接目視や一部で認められている遠隔目視などの要領についてもマニュアルに盛り込むことにしている。
 県が管理する橋長2b以上の橋梁は2015年3月31日現在で2238橋あり、これを5年スパンで定期的に点検していく。また、県内の市町村が管理する同橋梁も9549橋(このうち橋長15b未満の橋梁が約8300橋)あり、昨年7月以降、これら橋梁の近接目視による定期点検が義務化され、市町村などの自治体では限られた予算と人員の中で対応に追われている。自治体間の課題などを共有・整理し、対応を話し合う県道路メンテナンス会議でもこうした自治体から新しい歩掛りの作成を求める声も強かった。