建通新聞社(神奈川)
2015/05/28
【神奈川】小田原市 斎場整備の事業者募集で変更
小田原市は、PFI導入を計画していた小田原市斎場整備運営事業について、5月以降に予定していた事業者募集手続きの時期を延期する。時期については調整中。事業費の債務負担行為を設定した議案の6月市議会上程も見送る。
同事業は、現斎場の施設老朽化と火葬件数の増加など、高齢化社会への移行をはじめとする多様な地域住民のニーズに対応するため、新たな斎場を現敷地内に整備するもの。
現斎場の所在地は久野3664ノ8で、敷地面積9153平方b。
2月に公表した斎場整備運営事業の実施方針によると、選定後の10月には基本協定を締結、12月市議会での契約承認後に施設の設計・建設に着手、18年4月の供用開始を想定。今回の延期による整備スケジュールの変更については未定。
整備に当たり実施方針では、施設の基本コンセプトとして、▽丘陵地である周辺環境や立地特性に配慮した施設▽自然エネルギーの活用やユニバーサルデザインの手法によるバリアフリー化など社会的要請に配慮した施設―などを挙げている。