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建通新聞社
2015/05/28

【大阪】大阪市 津守〜千島汚泥圧送管更新へ

大阪市建設局は、津守下水処理場から千島下水処理場の汚泥圧送管の更新を2016年度から進める計画だ。関連する実施設計は、ニュージェック(大阪市北区)で着手しており、16年3月末の納期でまとめる。また、各下水処理場を経由して舞洲スラッジセンターまで続く汚泥圧送管のうち、千島下水処理場と市岡下水処理場間の圧送汚泥管更新に向けた基本設計も今回の設計の中で検討を進める。
 津守処理場と千島処理場を結ぶ汚泥圧送管は、現在は木津川の河道に沿う形に敷設している。千島処理場と市岡処理場の一部処理は津守処理場で行っているため、処理場間はシールドトンネル(津守〜千島間は内径3250_)で結んでおり、今回の更新に合わせて、圧送汚泥管をシールドトンネル内に敷設する。
 シールドトンネル内に敷設する圧送汚泥管は内径250_×2連と内径200_×1連。敷設延長は約1080bを見込み、内訳はトンネル内約896b、埋設部約184b。敷設後撤去する計画の既設圧送管は、内径500_×2連で延長約1530b。
 千島処理場と市岡処理場を結ぶ圧送汚泥管更新の基本設計では、既設管路形式の雨水滞水池(シールド内径3000_)内に設置する方向とし、現在河川横断している既設汚泥圧送管の撤去方法もまとめる。
 そのほか委託では、津守処理場と千島処理場、市岡処理場の各送受泥設備の改築に向けた実施設計も行う。
 各所の送受泥設備の容量は、津守処理場が7万5000立方b/日(千島処理場、余剰汚泥、初沈汚泥)、と11万立方b/日(市岡処理場、同)で、千島処理場と市岡処理場は前記同。
 対象機械設備は、千島処理場が汚泥ポンプ、配管・弁類、送受泥槽、洗浄設備など。津守処理場は配管・弁類、受泥管洗浄設備など。市岡処理場は、汚泥ポンプ、配管・弁類、送泥管洗浄設備など。
 対象電気設備は、千島処理場と市岡処理場が受変電、制御計装電源、負荷、計装、監視制御。津守処理場は、制御計装電源、負荷、計装、監視制御となる。