日本工業経済新聞社(埼玉)
2015/05/28
【埼玉】埼玉県空調衛生設備協会が定時総会
埼玉県空調衛生設備協会(大原萬彌会長=叶V研設備工業)は22日、さいたま市中央区のホテルブリランテ武蔵野で第44回定時総会を開催し、公益目的支出事業の的確な推進を柱とした2015年度事業計画案などを可決したほか、会員の増強に向けて入会金の大幅な引き下げを決定した。
開会にあたり大原会長は「一般社団法人に移行してから2年近く経過しましたが、皆さまのご協力により、公益目的事業も計画どおりに遂行することができました。さて、当協会の収入源は、会費、共済事業、受託事業の三本柱です。このうち、受託事業の県営住宅等給水施設保守点検業務は、今年度も県住宅供給公社と契約することができましたが、会員の退会により会費が減少している状況です。このため、入会金を大幅に減額し、会員の増強を図ってまいります。さらに、設備工事業界が生き残っていくために、分離分割発注の推進へ、積極的に取り組んでまいります」と力強くあいさつ。
続いて、不破副会長を議長に選出し、14年度事業報告、決算および監査報告、15年度事業計画、入会金の減額、収支予算案の報告、公益目的支出計画の実施結果など、全議案を承認・可決した。
特に15年度事業では、担い手づくり元年に相応しい新規事業の目玉として、『新人・若手のための技能者育成特別講和』などを開催する。さらに、防災支援事業の第4弾として、移動式救助工具セット(ジャッキ、バールなど)を、2年計画で全会員(賛助会員を含む)に配布する。
総会後の懇親会では、大原会長があいさつした後、上田清司知事の祝辞を小関清一県土整備部副部長が代読し、木下高志県議会議員と県住宅供給公社の前田一彦理事長が祝辞を述べてから、関係団体の長ら多数の来賓が紹介され、清水敏男県設備課長の音頭で乾杯し、歓談の一時を過ごした。