日刊建設工業新聞
2015/05/27
【鳥取】山陰自動車道・鳥取豊岡宮津線・鳥取道/山陰自動車道など3期成会が総会
鳥取市長が会長を務める道路関係3期成会の2015年度総会が25日に鳥取市のホープスターとっとりで開かれ、各団体の要望内容をまとめた。
深澤義彦鳥取市長は、県内の高速道路の重要性と整備が遅れている現状を説明した後「地方の道路整備を取り巻く状況は依然として大変厳しいが、災害に強い道路ネットワークの必要性や東日本大震災の教訓も踏まえ、道路関連整備財源の安定的な確保、充実が図られるべき。本年度も引き続き要望活動を続けたい」とあいさつ。来賓として出席した県土整備部の長谷川具章部長は「県内の高速道路整備率は70%で全国の80%を下まわっている。高速道路は地域の活力と安心に必要不可欠なもので、地方創生のためにも早期に整備しなければならない。皆様と力を合わせて国の事業が進むよう要望し、県の事業もしっかりとやっていきたい」とあいさつした。
国道9号整備・山陰自動車道建設促進鳥取県期成会は▽鳥取西道路(吉岡温泉IC(仮称)〜青谷IC間)は、2017年度に供用予定が公表された吉岡温泉IC(仮称)〜青谷ICとともに鳥取西IC〜吉岡温泉IC(仮称)についても一体的な供用が図られるよう整備を促進すること▽山陰近畿自動車道鳥取福部間の早期事業化を実現しミッシングリンクの解消を進めること▽山陰自動車道の県内区間が1年でも早く全線開通となるよう北条道路の早期事業化に向け手続きを進めること▽山陰自動車道米子道路(日野川東IC〜米子南IC間)の付加車線の早期整備などを要望していく。鳥取豊岡宮津自動車道整備推進協議会は、山陰近畿自動車道全線の早期整備と予算の確保などを要望する。また鳥取道整備・沿線振興協議会は▽鳥取自動車道の付加追い越し車線の早期供用と4車線化▽志戸坂峠道路を自動車専用道路に向けた検討▽播磨自動車道の播磨新宮IC〜山崎JCT(仮称)間の早期整備などを要望することを申し合わせた。