日本工業経済新聞社(群馬)
2015/05/26
【群馬】青年経営者部会が通常総会開く
群馬県建設業青年経営者部会(岩井真部会長)は25日、前橋市内の群馬建設会館で第24期通常総会を開催した。本年度の活動内容を盛り込んだ事業計画案などの審議に加え、任期満了に伴う役員の選任も行われ、新しい部会長に宮下工業(前橋市)の宮下学氏が選出された。総会後、恒例となっている部会員と12土木事務所長との懇談会も開かれ、活発な意見が交わされた。
冒頭、登壇した岩井部会長は「任期中は皆さまに支えられ、無事に活動を終えることができた。この2年間は、県内を4つのブロックに分けて事業を進め、各ブロックで幼稚園の砂入れなどを実施した。これからも青年経営者部会が精力的に動き、全国に群馬の存在感を示せたらと思う」とあいさつした。
議事では、昨年度の事業報告や本年度の事業計画案、役員選任案などが諮られ、いずれも満場一致で承認された。部会長に選任された宮下氏は「建設業界にやや追い風が吹くようになったので、業界のイメージアップに取り組んでいきたい。各地区での活動とともに、渉外委員会を中心に1つの事業に取り組もうと検討している。これからの2年間、ご協力をお願いしたい」と抱負を述べた。
その後、各土木事務所長との懇談会へ移行。冒頭、宮下部会長が「建設業は、長く忍び堪える時代だった。最近は業界の力が見直されており、技術者や技能者不足に対応できるよう努力したい」と述べ、群馬県建設業協会の田村孝夫専務理事も「大澤県政となり、県との意見交換の場が多く持たれている。社会資本整備を担う業界には厳しい課題が山積しているが、この場が少しでも解決に向け役立てば」と期待した。県土木事務所長会の会長である前橋土木事務所の依田哲太所長は「県の本年度予算を『元気飛躍予算』と名付け、皆さんのご協力の下、県内の景気を確実に回復させていきたいと考えている。現場や会社経営の課題について、きょうは各所長と直接語り合ってほしい」と促した。