日刊建設工業新聞
2015/05/26
【鳥取】県営繕課/3期工事の設計を6月に/県住緑町団地24戸住宅改善
県総務部営繕課は、鳥取市立川町6丁目にある県営住宅緑町第一団地の最後のトータルリモデル型の住戸改善工事(3期工事)となる50−1棟住戸改善工事の実施設計業務を6月にも発注する。このほど、住民(入居者への)説明会を開き、工事概要や今後のスケジュールを説明した。工事期間は、2016年10月から17年9月までの2年間を予定している。
同団地は、1977年度に建築した52−2棟、15年度から2カ年計画で建築する78年度建築の53−3棟、そして75年度の建築で最も古い50−1棟の三つの住棟がある。いずれも、鉄筋コンクリート4階建てで間取り3DK24戸の同じ仕様の中層耐火構造住宅で、1期工事として建築を大和建設(鳥取市)が施工した52−2棟は4月末に完成した。総工事費約3億5000万円を見込む53−3棟は14年度に木下建築研究所で建築(鳥取市)、山根設計(鳥取市)で設備の設計業務がそれぞれ完了しており、6〜7月に発注する方向で起工手続きを進める見通し。
また、6月にも発注する50−1棟は、住棟の外壁、屋上防水改修、既存の3DK24戸を2DK6戸、3DK17戸、車いす住戸1戸の間取りに改善。エレベーター、開放廊下を新たに設置し、高齢者などに配慮した住棟に改修するほか、老朽化した設備などを更新する。