北陸工業新聞社
2015/05/26
【石川】防災減災対策の充実を/県議会建設委、常田部長が決意
15年度に入って初となる石川県議会の環境農林建設委員会(米澤賢司委員長)が25日開かれ、冒頭あいさつで常田功二土木部長は新幹線開業効果を持続発展させるため道路・港湾などの交流基盤整備を進めるとしたほか、大規模災害から県民の安全安心を確保する防災減災基盤の充実、社会資本整備を通じた地域経済の下支えに取り組む決意を表明した。
質疑で常田部長は、のと里山海道柳田IC〜上棚矢駄IC間の4車線化について「効果を早く発現しないと意味が無い。全力で仕上げ、それから先は交通状況を考えながら計画を立てたい」とした。和田内幸三委員に答えた。
また、県河川情報システムについてスマートフォンに対応するなど内容を充実した上で6月1日から運用開始すると報告。河川や海岸に関するリアルタイムのカメラ映像を県36台分、国68台分追加するほか、気象台からの情報として雨量16カ所、特別警報、レーダー雨量を提供する。GPS機能で釣り愛好者らが近くの水位や雨量情報を確認できるようにする。