日本工業経済新聞社(山梨)
2015/05/25
【山梨】P1000点以上Y750点以上 産前産後ケアセンターは延べ642u
笛吹市石和町の旧県立かえで荘跡地に建てられる産前産後ケアセンター(仮称)はS造2階建て、延べ642・16u(建築面積388・16u)。建築に加え設備、外構を包含して一般競争入札で発注される。
施設1階部分には多目的スペースや相談室を配置するほか、敷地内の緑地と連動させた癒し空間として、温泉を利用したオープンテラス(幅9・3m×奥行1・1m)の足湯設備も整える。2階は居室として約18uを4部屋、家族用に約27uを2部屋整備。駐車場スペースとして25台分を見込んでいる。
参加への地域要件は笛吹市または甲府市内の本店所在で、建築一式A級経審P点1000点以上かつY点750点以上。元請としての用途、種別、構造、規模、金額を設定した実績を求めている。ISO9001の認証も必要。
申請書の受付(〜6月2日)、設計図書の配布(〜6月1日)、入札日(時間は午前10時)などの手続きに関しては看護学部1号館新築と同様のスケジュール。
産前産後ケアセンターの設置は県内初となり、県は旧かえで荘跡地を用地として、上限額1億4000万円に対して2分の1を補助するかたちで、整備・運営を行う事業者をプロポーザルで募っていた。出産前後の母親の相談を受けたり宿泊しての育児指導など、育児不安解消に向けての施設として整備を目指している。
【写真:産前産後ケアセンター(仮称)の外観イメージ】