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北海道建設新聞社
2015/05/25

【北海道】滝川市栄町3―3再開発が合意−オフィス、医療施設建設

 アニム滝川(滝川市大町1丁目8の1、藤井謙和社長)は、滝川市栄町3―3地区再開発事業に着手する。栄町3丁目3の国道451号沿い位置する旧高林デパートの敷地4400m²を取得し、7階建てのオフィスビルと6階建ての医療・福祉施設を新築する計画。21日、事業参画者と基本合意を締結した。2015年度は土地、建物の取得と設計、測量、地質調査などに1億3700万円を充てる。16年度に着工し、17年度秋の完成を目指す。
 同社が事業施行者として土地、建物の取得と解体、施設新築を手掛け、完成後に事業参画者に売却する代行型再開発。オフィスビルは北門信用金庫(滝川市本町1丁目2の5、小嶋俊明理事長)が購入し、本町1丁目2の5にある本社を移転する。医療・福祉施設はクリニカ(滝川市本町1丁目5の27、神部岳史社長)と医療法人シーザーズメディケア神部ペインクリニック内科病院(滝川市栄町3丁目4の27、神部洋史理事長)が、クリニックと老人保健施設、サービス付き高齢者向け住宅などに使用する予定だ。
 同地区は国道451号と12号の交差点近くに位置し、JR滝川駅にも近いなど中心市街地活性化には重要な土地となっている。高林デパート(RC造、地下1地上3階、延べ1万3650m²)は1973年に建設。近隣の名店ビル、スマイルビルとともに駅前商店街の集客を担ってきたが、国道12号滝川バイパス完成後、消費の中心が郊外の大型商業施設に移り利用客が減少。キーテナントである三番館の撤退に伴い14年7月に閉館した。