北陸工業新聞社
2015/05/25
【石川】今年度、基本構想を策定へ/中央小芳斎分校特支教育センター整備/金沢市/将来的に改築される中央小学校芳斎分校
金沢市は今年度、市立中央小学校芳斎分校(芳斉2丁目3番8号)の改築に併せた「特別支援教育サポートセンター(仮称)」整備に向け、基本構想の策定に乗り出す。
市では、中央小芳斎分校改築工事に併せ、小将町中学校特学分校を芳斎分校に移転統合するとともに、特別支援教育サポートセンターの整備を構想している。また、『世界の交流拠点都市金沢・重点戦略計画』に同センターの整備と教育プラザとの連携強化が盛り込まれ、このなかで「支援が必要な子供たちへの集団のメリットを生かした学び合いの教育や、担当する教員への実践的・実務的な研修などを行うとともに、教育プラザ富樫、此花との連携を強化し、就学に向けた幼児発達相談、発達障害のある児童の支援、不登校児童の学校復帰に向けた対応など、子供の健やかな成長のための支援体制を強化する」としている。整備時期に関しては中期(16〜18年度)、後期(19〜22年度)と位置付けた。
基本構想の策定にあたっては、有識者らで構成する会の設置も視野に、今後、整備方針の検討などを進め、年度内にまとめる。当初予算には同基本構想策定費200万円を新規に計上した。
なお、中央小芳斎分校の校地面積は8390平方メートル。校舎棟はRC造4階建て延べ4394平方メートル、体育館棟RC造平屋建て540平方メートル。最も古い部分は1963(昭和38)年9月の建築で、新耐震基準を満たしておらず、老朽化も著しいため、将来的に改築する方針だ。