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日本工業経済新聞社(群馬)
2015/05/22

【群馬】県渋川農村整備センター、小規模農村整備事業概要


県渋川農村整備センター(中村均センター長)は、本年度の小規模農村整備事業概要をまとめた。農業生産基盤保全整備は9地区、特別対策は1地区の計10地区で、総事業費9441万8000円を投じる。このうち県が負担するのは4118万7000円。早い地区では6月から工事に着手する。
農業生産基盤保全整備を事業主体ごとにみると、渋川市が3地区、榛東村が4地区、群馬用水土地改良区が2地区となっている。
事業費は合計9101万8000円。このうち、県は3948万7000円を補助し、各地区ごとの補助率は40〜45%。
渋川市の事業地区は白井、川島大輪原、溝呂木。いずれも6月の着工を予定している。白井地区はL121m、W500o×H500oの水路整備を実施する。老朽化が著しく破損し、降雨時に安全な排水ができない状況になっているため水路整備を行うことで、農業経営の安定と地域農業の振興を図る。事業費は498万円。
川島大輪原地区は3・1haのほ場整備を行う。上信自動車道の整備により農地が分断されて耕作に支障を来しているため、ほ場整備を実施し、農業生産基盤の安定を図るのが狙い。事業費は2949万2000円を計上。
溝呂木地区は、L152m、W3mの農作業道整備を計画。ほ場整備後の道路が敷砂利のままで、雨水などで洗掘され、作付け収穫時に支障を来たしている。整備を行うことで、作物の生産性向上を図りたい考え。事業費は434万2000円。
榛東村では、十二沢、堂塚、井戸尻、北谷地地区を予定する。着工は北谷地を除き6月の予定で、北谷地のみ10月となる。
十二沢地区はL70m、W4m、堂塚地区はL85m、W4mの農道の改良舗装工事を実施する。両路線とも未舗装なため、効率の悪い農作業を強いられており、改良舗装をすることで農作業の効率化や増産を図る。事業費は十二沢地区が649万1000円、堂塚地区が683万7000円。
井戸尻地区はL160m、北谷地地区ではL37mの用排水施設整備工事を行う。農作業の効率化や地域農業の維持のために、用排水路の改修や新設をする。事業費は井戸尻地区が626万4000円、北谷地地区が261万2000円をみている。
群馬用水土地改良区は、渋川市上南室地区で調整池造成工事、吉岡町南下地区で水路改修工事を計画。いずれも10月着工を見込んでいる。上南室地区では1000