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日刊建設タイムズ社
2015/05/22

【千葉】今夏から実施設計/県がんセンター新棟建設/規模は11層建て4・8万u前後

県病院局は、がんセンターに新棟を整備する「がんセンター施設整備事業」で、今夏から実施設計に着手する。基本設計が6月末までに完了する見通しで、その後、実施設計に入り、16年度に着工、18年度のオープンを目指す。基本設計は日建設計(東京都千代田区飯田橋2―18―3)が担当。
  事業費は県の当初予算で、新棟の実施設計に債務負担行為3億6000万円を設定したほか、地質調査・アスベスト調査委託、運営システム策定支援委託などに予算措置した。
  地質調査は指名競争入札で4月28日に開札し、三和技建(千葉市中央区大森町532―5)が422万円(予定価格436万6000円)で落札した。委託工期は7月31日まで。アスベスト調査は、既存施設の解体・改修などに伴う調査を実施。運営システム策定支援は、新棟オープン後の業務効率の最適化フローなどを検討するほか、費用対効果を踏まえた各種設備・システム等の導入検討及び医療機器等の仕様を策定し、実施設計に反映させる。
  同事業は、建物の老朽化や一部病棟の耐震不足に加え、患者数の増加に伴う狭隘化などから既存の緩和ケア病棟と東病棟を残し、施設を解体し、新棟を建設する。既存の東病棟と緩和ケア病棟は改修工事を実施する。既存施設の解体・改修は、新棟のオープン後に3年程度かけて実施する計画。
  新棟は敷地西側のテニスコート・駐車場のある約6200uに、精神保健福祉センター約5400uの敷地の一部を使用し整備する。
  整備規模は、既存の改修を合わせ延べ約5万4000uを想定。既存の東病棟がRC造4階建て延べ約4770u、緩和ケア病棟がRC造平屋建て延べ約1620uで、これら既存の改修を除くと概ね4万8000u〜4万9000u程度になる見通し。建物は免震構造とし、塔屋を含め11層建てを想定している。病床数は既存の緩和ケア病棟25床を含め450床の計画。
  基本設計は、プロポーザルで当選した日建設計が担当。プロポーザルの技術提案では、建物をL型に配置し、新棟と東病棟、緩和ケア病棟を連絡する案としていた。k_times_comをフォローしましょう
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