トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2015/05/21

【大阪】大阪モノレール トーニチ落札 採算は随契

大阪府都市整備部は、大阪モノレールの南伸計画で、基本計画など設計業務の落札者にトーニチコンサルタント(東京都渋谷区)を決めた。納期は2016年1月29日。また、条件付き一般競争入札で4月27日に開札し、2回の再入札を行ったものの落札者がいなかった延伸採算性等検証業務は、8号随意契約案件として見積もり手続きを進めており、5月下旬にも委託者を決める見通しだ。
 基本計画など設計業務は、構想ルートと概略設計を基に事業費を精査するほか、延伸ルートでのPC軌道桁製作場の検討を行う。採算検証業務では、鉄道経営の方向性や事業効果、採算性の検証、学識者からの意見聴取を実施する。
 南伸は、本線・門真市駅〜近鉄奈良線(東大阪市瓜生堂付近)との接続部の延長約8・7`を計画する。途中、門真南、鴻池新田、荒本、瓜生堂の各地区で全4駅の設置を想定している。
 府の公共交通戦略に示された大阪モノレールの延伸計画によると、事業主体はインフラ部を府、インフラ外部をOKT(大阪高速鉄道)が担当。
 総事業費は1050億円。インフラ部が740億円(国407億円、府・沿線自治体333億円)。インフラ外部が310億円(OKT全額)の内訳で、乗り継ぎ施設と新駅の整備費は別途必要となる。
 今後、沿線市の費用負担割合を調整し、今回の委託内容を踏まえて事業化の可否を判断する。事業化となれば16年度以降に、環境アセスメント手続きに入る。