建通新聞社四国
2015/05/20
【愛媛】愛媛県 14年度末の公共事業契約状況
愛媛県の2014年度公共事業費として予算計上額されていた1172億5300万円に対する年度末(3月末)の契約額は1004億4600万円で、契約率は85・7%となっている(表参照)。契約率では13年度同期を4・1ポイント上回っているものの、契約額は73億円近く下回っており、14年度の未契約額として168億0700万円が15年度以降に繰り越されている。
公共事業予算計上額は、13年度の繰越額と14年度当初予算、補正予算などを含む普通会計(一般会計と特別会計)と企業会計を合わせた県全体の総額。
14年度の公共事業予算計上額は、1172億5300万円で13年度の1320億4100万円を147億8800万円減少している。
内訳は補助事業費が758億9200万円(前年度同期155億0800万円減)。単独事業費は413億6100万円で前年度同期より7億2000万円増加している。
14年度末の契約額1004億4600万円の内訳は、補助事業が665億4500万円で契約率は87・7%。単独事業が339億0100万円で同82・0%と契約率では補助事業が単独事業を5・7ポイント上回っている。
普通会計と普通会計以外の会計別でも、補助事業の方が単独事業より契約率は高くなっている。 一方、全体の支出済額は13年度を42億8500万円上回る706億8800万円。支出率では13年度より10ポイント高い60・3%となっており、約86%の契約に対して6割が支出されている。
内訳は、補助事業が473億1900万円で15億0600万円増の62・4%。単独事業が233億6900万円で27億7900万円増の56・5%となっている。