建通新聞社
2015/05/20
【大阪】大阪府 「ちいプラ」で5月中に協定締結へ
大阪府都市整備部は、「維持管理連携プラットフォーム」での土木工学系大学との連携で、5月21日に関西大学、5月中に大阪大学と包括協定を締結する見通し。
これまで2014年11月25日の大阪市立大学に始まり、摂南大学(15年2月12日)、大阪工業大学(2月18日)、近畿大学(2月19日)、大阪産業大学(3月18日)と包括協定を締結。全7大学と協力、大阪の維持管理で新たな形を構築する。
維持管理連携プラットフォームは、大学のほか、道路メンテナンス会議、府下水道促進協議会、近畿社会資本メンテナンス連絡会(仮称)などと連携。市町村・府土木事務所・大学が連携する「地域維持管理連携プラットフォーム(PF)」の円滑運営に向けて、分野ごとの考え方の統一や情報共有などを行う。
「地域維持管理連携プラットフォーム」は、14年11月25日スタートの泉北PF・泉南PFから、15年3月27日の豊能PFまで、14年度に全7土木事務所で設置済み。府と市町村の連携では、維持管理のノウハウや情報の共有、維持管理業務の地域一括発注を検討する。
15年度は、5市町で橋梁点検を一括発注する予定。また、行政と大学との連携では、府・市町村に対する技術的助言や、行政のフィールドやデータを活用した維持管理の共同研究を行う。さらに3者が連携することで、研修などによる一体的な人材育成を図る。
PFの連携先イメージは各PFの近隣大学で設定。池田土木は阪大、茨木土木は関大、枚方土木は工大・摂大・産大、八尾土木は近大、富田林土木は近大、鳳土木は市大、岸和田土木は市大とそれぞれ連携する。