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日本工業経済新聞社(群馬)
2015/05/19

【群馬】環資協総会、城田会長再任決める


群馬県環境資源保全協会(城田裕司会長)は18日、前橋マーキュリーホテルで公益社団法人移行後第4回目となる通常総会を盛大に開催した。本年度の事業計画案や役員改選などを審議し、いずれも全会一致で決定。城田会長が再任された。
冒頭、主催者を代表して城田会長は「私たちは環境と資源の保全を希求する循環型社会の実現に向け、さまざまな事業を展開してきた。この総会を機に、発想の転換をして、社会の一翼を担えるようにしていきたい。群馬県の協会は47都道府県の中でも組織率は第一位。さらに組織を拡大していく。皆さまにはなお一層のご指導ご支援をお願いしたい」とあいさつした。
この日は各界から大勢の来賓が駆けつけた。同協会名誉顧問の福田康夫元首相の代理で出席した悴田義則氏は「現在は外交を中心に国益のため奔走している。今後も協会のお役に立てるよう、精進と研さんを重ねていく」と福田氏の言葉を代読。大澤正明知事は「ぐんま環境フェスティバルにより、廃棄物の適正処理の意識啓発が広く県民に定着している。環境保全は県民共通の願い。今後も環境対策に万全を期していく」と示した。
岩井均県議会議長は「私たちの日常生活は、大量の資源消費で成り立っている。循環型社会の形成への取り組みが求められており、皆さまは誠に心強い」と述べた。新井雅博県議会副議長は「城田会長にはもう一踏ん張りしていただき、本日の総会を契機にさらに発展していってほしい」と期待した。
県警察本部の坂本龍二生活環境課長は「県警としても悪質な事案に対する取り締まりを行っていく。皆さまには生活環境保全に向け積極的に取り組んでいってほしい」、群馬県商工会議所連合会の荒井道明専務理事は「郷土群馬のため、われわれも皆さまと手を取り合ってがんばっていく」とあいさつした。
本年度事業計画には、自然との共生社会・資源循環型社会の形成に向けて◇優良認定制度推進事業の促進◇ぐんま環境フェスティバルの開催◇環境美化活動の積極参画◇環境保全保証基金事業◇環境教育学習会館(施設)建設推進◇天災時における大量災害発生廃棄物の緊急一時保管場所確保−などを盛り込んだ。
また、総会前には大澤知事を激励したほか、ぐんま環境フェスティバルの開催に多大な功績を残した人に対する群馬県知事表彰、協会組織運営に貢献した人への協会長表彰が行われた。総会後は「”絆”環境社会を考える」と題した交流会も催され、多くの参加者が親睦を深め、情報交換に努めていた。