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日本工業経済新聞社(埼玉)
2015/05/18

【埼玉】久喜市が公共施設など管理計画策定を計画

 久喜市は直営で2015年度、公共施設等総合管理計画を策定する。16年度以降、各施設の維持管理や再配置、統廃合について個別計画をまとめる整備更新計画や再配置計画の策定に取り組む見通し。
 公共施設の総延べ床面積は14年4月1日現在で34万516u。このうち小・中学校の床面積は20万3677uで全体の約60%にも上る。建築後30年以上経過した施設の床面積は約18万6123uで、総床面積の約55%となっている。今後、老朽化に伴う大規模改修や建て替えの時期を一斉に迎えることが予想される。 建築後30年で大規模改修、50年で建て替えという条件で実施すると、13年から40年間で1770億円程度となり39年まではほぼ毎年、08〜12年度の投資的経費の平均額約41億2000万円を上回る試算となった。
 また人口1人あたりの延べ床面積を、市と同規模の人口15万人程度の自治体と比較すると少ないが、平成の大合併を経験していない自治体と比べると多く、統廃合や複合化などを進めていく必要があるとしている。
 14年度には公共施設アセットマネジメント基本計画を策定。策定支援業務はランドブレイン(千代田区、A03−3263−3811)と契約し、完了している。