日本工業経済新聞社(山梨)
2015/05/15
【山梨】長塚第2踏切を拡幅 甲斐市がJRと工事調整
甲斐市は、昨年度に通学路合同点検を行い要対策箇所をまとめた。道幅が狭く危険とされる長塚第2踏切拡幅では当初予算に負担金を計上。JRと調整を行っている。
同市は、通学路の安全確保に関する取り組みの方針として昨年4月に通学路交通安全プログラムを作成。同年度から安全確保に取り組んでいる。まとめた対策箇所は22カ所があげられており、このうち市での対応は13カ所を数える。
交通量が多いうえに踏切が狭く危険とされる市道長塚名取線の長塚第2踏切は、昨年度までに北側の延長25mほどの拡幅(全幅6m、片側歩道1・5mカラー舗装)を完了。本年度はJRへの負担金約1億1000万円を当初で予算対応し、年度末をめどとする踏切拡幅を同社との間で調整を行っている。
また、市道竜王田中線の水路改修にも本年度取り組む。市内篠原の同所は道幅が狭いうえに交通量が多いため登下校時は危険とされている状況。道路脇の水路を蓋付きとして歩道部を確保する考えで、延長65mにわたる工事を計画。年度後半に発注となる見込みだ。
【写真:JRと拡幅の調整を行っている長塚第2踏切】