日本工業経済新聞社(群馬)
2015/05/14
【群馬】本年度7件工事計画 西毛広幹道・高崎西工区
昨年10月に着工した西毛広域幹線道路(西毛広幹道)・高崎西工区。整備が順調に進み、昨年度末で事業進捗率は43%(事業費ベース)に達した。これまでに16件の工事発注が行われ、本年度も7件の工事発注を計画。ただ当初見込みより予算配分が少なかったため、一部工事で内容を見直す。順調にいけば年度末には事業進捗率は50%を超える。全線供用は2020年度の予定だ。
県高崎土木事務所によると、箕郷町地区の用地買収は80%が完了した。本年度に予定する工事も現場はすべて同町内。県が公表した工事発注見通しでは、西毛広幹道関連の工事は7件予定する。ただ、現時点で同事業に配分されている予算は、当初見込みより少なく、計画の見直しが必要。足りない予算については、県庁内で今後調整する。
現在予定している工事は、◇下芝地内の擁壁工L200m◇下芝地内のAs舗装A2700u◇和田山地内の盛土工L70m◇和田山地内(相の川)の地盤改良L30m◇白川地内の地盤改良L80m◇白川地内の地盤改良L140m◇和田山地内(相の川)のボックスカルバート工。
大半の工事で発注時期は変更となる見込み。下芝地内の擁壁工については工事量も減らす方向で検討する。現時点で発注が決まっているのは、下芝地内の舗装(8月)と相の川のボックス工(9月)、和田山地内の地盤改良(10月)。その他については予算が確保でき次第、あらためて発注時期を決める。
下芝地内の舗装は、山富士産業(高崎市)が施工したボックス(下芝アンダー)を含む前後をアスファルト舗装する内容。この箇所は年度内に先行して供用する。
相の川付近では現在高橋建設(高崎市)が、ボックス建設地の地盤改良中。「地下10mほどに軟弱地盤がある」(同事務所)ため、10月ごろから、さらに範囲を広げ地盤改良を進める。
現在A2、P1の建設が進む榛名白川橋については、A1建設に向けた市道の切り回しに着手。補償物件があるため、その進捗をみて着工する。