トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2015/05/14

【大阪】大阪府 阪急京都線で摂津市委託で側道検討

大阪府都市整備部は、阪急京都線(摂津市駅周辺)連続立体交差事業で、2015年度に警察・河川管理者・道路管理者などの関係機関協議を行うほか、関連側道概略検討を摂津市に委託し進める。関連側道概略検討の委託時期や方法については、両者で協議がまとまり次第、市から外注する見通し。計画区間で側道整備を見込むのは摂津市域のみで、茨木市域分は側道を整備しない計画となっている。
 事業化に向けては現在、阪急電鉄で高架区間の概略検討に着手し、スパン長や一般部の概略を検討している。今後は、概略検討や14年度に委託済みの電波障害調査、騒音調査、大気調査の結果などを踏まえ、15年度内に関係者協議をまとめ、16年度に都市計画案の縦覧や説明会開催など、都市計画決定手続きを進める考え。16年度内の都市計画決定を目指す。
 阪急京都線の連立事業検討区間は、摂津市駅付近の延長2・1`で、南側を山田川との交差部、北側は大正川との交差部まで。内訳は摂津市域1・5`と茨木市域0・6`で、区間内で都市計画道路千里丘寝屋川線や同千里丘三島線、同坪井味舌線などと交差する。除却する踏切は5カ所。関連側道は、高架区間の東西に設置する予定で、全体延長は3`程度、幅員各6b程度が見込まれるが、詳細は未定としている。場所は摂津市庄屋〜茨木市丑寅。
 概算事業費は約375億円。工事費は高架化に203億円、鉄道・電気工事に82億円、駅舎工事に17億円、側道工事に7億円などを見込む。