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日刊建設タイムズ社
2015/05/13

【千葉】委託候補に流通研究所/県流通販売課/第10次卸売市場計画の策定調査

県農林水産部流通販売課は11日、企画提案を募集していた2015年度「第10次千葉県卸売市場整備計画策定調査」の選考委員会を開き、委託先候補に流通研究所(神奈川県厚木市寿町1―4―3―2)を特定した。16年度からスタートする第10次千葉県卸売市場整備計画の策定に向けて、卸売市場活性化のための取り組みなどの調査を行い、整備計画の素案を作成する。委託期間は16年3月31日。見積金額の上限は400万円(消費税込み)。応募者は同社1者だった。現在の第9次卸売市場整備計画の計画期間は11〜15年度の5か年で、本年度で期限切れとなる。また卸売市場を取り巻く環境は、消費者ニーズの多様化、産地の大型化、量販店等大口需要者の増大に加え、輸入生鮮食料品等の増大、市場外流通の拡大、ITを活用した商流・物流の進展などで大きく変化している。こうした状況から、適正で健全な市場取引を確保するため、昨年度で実施した県内生鮮食料品等の流通実態調査及び卸売市場の現況等の調査結果を踏まえ、引き続き生鮮食料品等の流通事情を調査するとともに、卸売市場活性化のための取り組みなどを調査し、卸売市場の今後の方向性を検討する。調査は、県内の公設卸売市場開設者7市、卸売業者(公設16社、民営19社、小規模7社)、仲卸売業者等の県内卸売市場関係者や県外卸売市場関係者、出荷者、取引先、輸出業者、消費者団体、学識経験者などを対象とする。調査品目は青果物、水産物、花きが対象。主な調査項目は、@14年度第10次千葉県卸売市場整備計画基礎調査等による考察A品目別需要の現状と見通しの作成B卸売市場流通(産地市場を含む)の現状と見通しの作成C地方卸売市場の再編のあり方D県内卸売市場活性化に向けた取り組みE卸売市場関係者会議の実施Fアンケート調査及びヒアリング調査の実施G第10次千葉県卸売市場整備計画素案の作成(青果、水産物、花き、産地市場含む)――など。品目別の需要の現状と見通しでは、供給対象人口及び1人1年当たり需要量をもとに、13年及び20年の本県における需要量を対象品目ごとに算出。卸売市場流通(産地市場を含む)の現状と見通しの作成では、同様に13年及び20年の県内市場供給率を対象品目ごとに算出。地方卸売市場の再編のあり方では、調査対象者の中から調査が必要と認められる者を抽出し、アンケート調査及びヒアリング調査などで意向を聴取し、@地域の卸売市場流通の核となるべき卸売市場の位置付けA経営強化に向けた卸売市場の統合、市場間連携等の再編――について提言する。これらの調査と昨年度の基礎調査報告書及び農林水産省の第10次卸売市場整備基本方針を踏まえ、第10次千葉県卸売市場整備計画の素案を作成する。素案には、@本県卸売市場の現状と課題A卸売市場整備の基本的な考え方B卸売市場の適正な配置の方針C近代的な卸売市場の立地並びに施設の種類、規模、配置及び構造に関する基本的指標D取引及び物品の積み卸し、荷さばき、保管等の合理化並びに物品の品質管理の高度化に関する基本的な事項E卸売業者及び仲卸業者の経営の近代化の目標F活性化に関する事項――などを盛り込む。なお、昨年度の基礎調査も流通研究所が担当した。k_times_comをフォローしましょう
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