日本工業経済新聞社(山梨)
2015/05/12
【山梨】西塀新設や門修復を公告し水路改修は7月にも 甲州市の宮光園
甲州市は、2011年度から進めている宮光園整備で本年度、西塀の新設や南塀・南門修復、庭園の復元などを実施する。12日付けで一般競争入札を公告し、6月2日に入開札を行う。
ワイン産業発祥の歴史を今に伝える宮光園整備は近代産業遺産整備事業として行われており、第2期工事は本年度で完了予定。一昨年度発注分の工事(離れ座敷、文庫蔵など保存修復)は繰り越しされ、7月末の工期を目指し、現在も進められている。
2期計画の最後は南側の門および塀を修復するほか、西側の門を移築するとともに塀をL約52mにわたり復元。庭園にある20本程度の高木を伐採し、池に架かる橋の修復、水路周りの植栽など整備を実施する。別途、敷地北東側の水路改修(L36m)を7月後半にも指名競争で発注する構えだ。
2期工事完了後は、地下室を備えた醸造蔵やレンガ煙突、庭園などがある北東側の部分を3期として整備する計画に移行する。
【写真:現在は仮設フェンスで対応している宮光園の西側部分】