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建通新聞社(神奈川)
2015/05/08

【神奈川】長期優良住宅認定2014年度 神奈川 戸建ては関東最多

 2014年度の長期優良住宅の普及の促進に関する法律に基づく長期優良住宅建築等計画で、神奈川県では6155戸の一戸建て住宅と569戸の共同住宅等が認定された。一戸建て住宅の認定数は関東地区で最も多く、全国的に見ても愛知県に次いで多い。国土交通省が統計結果を公表した。
 この法律では、長期優良住宅の普及の促進のため、構造躯体などの劣化対策、耐震性、可変性、維持管理・更新の容易性、高齢者等対策、省エネルギー対策、一定以上の住宅規模、良好な景観の形成への配慮等を定めている。それら認定基準に適合する住宅の建築計画と維持保全計画を所管行政庁に申請し、当該計画の認定を受けた住宅については、認定長期優良住宅建築等計画に基づき、建築と維持保全を行う。
 神奈川県下で14年度に認定された一戸建て住宅6155戸は、東京都の6134戸、埼玉県の6009戸より多く、関東地区で最多。全国的には愛知県の1万1695戸が飛び抜けて多く、神奈川県はこれに次ぐ。
 共同住宅等の569戸は関東地区で東京都の994戸に次ぎ、全国的に見ても2番目の数値。愛知県は47戸で、一戸建てに比べ極端に少ない。
 制度運用開始(09年6月4日)以来の累計で、神奈川県は3万7335戸となった。愛知県の6万5849戸、東京都の4万3562戸に次ぎ、全国で3番目に多い。
 このうち一戸建ての住宅の神奈川県は3万5982戸で愛知県の6万5543戸に次ぐ。全国3番目は埼玉県の3万5525戸。次いで東京都の3万4386戸。
 共同住宅等で神奈川県の累計は1353戸で全国2番目。東京都の9176戸が飛び抜けて多い。
 大阪府の累計は全体で2万6029戸。全国で8番目の数値で、同制度に対する関心の低さがうかがえる。