日刊建設工業新聞
2015/05/07
【鳥取】鳥取空港―マリンピア賀露/連絡道路新設1・4`設計へ
県土整備部は、鳥取空港(鳥取市湖山町西)と観光地のマリンピア賀露(同市賀露西浜)を結ぶ連絡道路を整備する。5月から約1・4`の新設ルートを検討し、今秋からは詳細設計に入って具体的な構造を固める。
平井県政が空港を拠点とした賑わいづくり「空の駅」構想を提唱。整備の方向性として▽旅客ターミナル施設の機能拡充▽空港と港湾(マリンピア賀露)の連携強化▽空港の周辺観光地への移動手段の確保−をまとめており、空の玄関口として鳥取空港の魅力をアップさせる。
このうち連絡道路の整備は、空港と港湾の各機能を連携させる一環。鳥取空港から直売所やレストラン、かにっこ館などが集まるマリンピア賀露を直結させ、空港利用者らの誘客を図る。
現状のアクセスでは鳥取空港から国道9号を経由しなければならず、ローソン鳥取賀露店前交差点から市道を北上してマリンピア賀露に至る道のり。
今回、検討するルート約1・4`は、空港国際会館前の道路から東側にほぼ直進し、滑走路東端を通過してマリンピア西側の道路に直結させる最短ルート。既設農道の活用を含めて検討し、国道9号を経由することなくショートカットさせる。
同部は「近く予備設計に入って秋ごろにルートをまとめたい」(空港港湾課)と説明。その後、秋からは詳細設計に入り、順調にいけば来年度から工事着手する見通し。