日本工業経済新聞社(山梨)
2015/05/01
【山梨】中央線特急量産先行車両を投入
東日本旅客鉄道(JR東日本)は、2015年度の設備投資計画をまとめた。山梨県関係では、中央線特急車両向けE353系の量産先行車両を投入する。会社単体の15年度設備投資額は14年度実績から330億円増の4550億円。
主な設備投資は、地震対策として高架橋柱、橋脚、盛土、切り取り、レンガアーチ高架橋、電化柱の耐震補強、駅舎・ホームの天井・壁落下防止対策などを重点的に進める。
鉄道ネットワークの拡充では、中央線特急車両以外で新潟地区用E129系車両の投入、分岐器不転換対策、駅トイレ整備などを推進。
地域との連携では、16年春開業予定の新宿駅新南口ビル(仮称)のほか、横浜、千葉、品川、渋谷などの大規模ターミナル駅開発を進める。また、中央線の三鷹〜立川間の高架下を利用した「中央ラインモール」の開発、茅ヶ崎駅改良・駅ビル増床なども行う。再生可能エネルギー設備の新設や電力貯蔵装置の整備も実施する。