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建通新聞社四国
2015/05/01

【香川】香川県水道局 建設改良費に39億円余

 香川県水道局は水道用水供給の更新・耐震化対策と第二次拡張事業や一般建設改良など、2015年度建設改良費に39億円余を投じ、中部浄水系丸亀本線送水管更新工事や東部浄水場次亜塩注入設備更新工事などの更新・耐震化対策のほか、第二次拡張で東部浄水系新牟礼線送水管敷設や新志度本線送水管敷設工事などに取り組む。
 15年度の建設改良費は39億1444万2000円(工事費31億6079万7000円、付帯工事費3億3011万6000円、調査費2億9005万円、用地・用地補償費3472万円他)を投じる。第二次拡張の東部浄水系新牟礼線は、さぬき市の造田調整池から牟礼ポンプ場(高松市牟礼町)までの延長11`の送水管を敷設。14年度は同調整池から分岐する上流側(さぬき市造田)などの敷設整備を進め、これまで約3`の敷設整備に着手した。15年度は上流側で掘削による口径350_〜450_のダクタイル鋳鉄管の土中埋設を延長3`にわたり実施する予定。事業費は6億7708万円を見込む。
 また、岡調整池(高松市西植田町)から造田方面に向かう継続事業の東部浄水系新志度本線2期区間で、高松市西植田町地内で径700_のダクタイル鋳鉄管の敷設工事を進める。施工延長は360b。工法は土中埋設による通常の掘削工事。事業費は3億5445万6000円を見込んでいる。新志度本線整備は全体延長11`、14年度までに約3`の敷設整備に取り組んだ。
 いずれも既存管路を柔軟性や伸縮性など耐震性能を持つダクタイル鋳鉄管に敷設替えする。
 一方、更新・耐震化工事では中部浄水系丸亀本線送水管更新工事など20カ所の更新・耐震化対策に取り組む予定。耐用年数の経過したものを主体に耐震補強工事や設備更新などを進める。丸亀本線送水管更新工事は、耐震性のあるダクタイル鋳鉄管600_、延長1`敷設などの更新・耐震化に着手する。事業費は3億1300万円を見込む。併せて中部浄水場周辺の琴平町櫛梨でコンクリート壁増厚による土木施設の耐震補強を行う。
 このほか更新・耐震化対策で実施する主な施工計画や修繕工事は次の通り。概要、事業費の順。
 ▽東部浄水場次亜塩注入設備更新工事―2億9916万円▽東部浄水場岡系送水施設更新工事―2億9000万円▽綾川浄水場次亜塩注入設備更新工事―2億7000万円▽西部浄水系大野原線送水管更新工事―ダクタイル鋳鉄管、径400_、延長650b▽西部浄水系詫間支線送水管更新工事―ダクタイル鋳鉄管、径250_、延長1・21`。1億5354万円▽西部浄水系豊浜支線送水管更新工事―ダクタイル鋳鉄管、径250_、延長1・04`、1億3800万円▽西部浄水場2系送水ポンプ更新工事―1億3450万円▽綾川浄水系五色台送水管更新工事―ダクタイル鋳鉄管径150_、延長1・4`、1億2200万円▽西部浄水場排水処理棟電気設備更新工事、1億2000万円▽東部浄水系浅野本線送水管更新工事―ダクタイル鋳鉄管径200_、延長1・23`、1億0560万円▽東部浄水場沈澱池電気設備更新工事―7992万円▽中部浄水系琴平支線送水管更新工事―ダクタイル鋳鉄管、径300_、延長530b、7200万円▽浄水管理システム更新工事―7000万円▽中部浄水系善通寺支線送水管更新工事―ダクタイル鋳鉄管、径300_、延長360b、6500万円▽中部浄水場上水1系沈澱池水処理機械更新工事―4900万円▽東部浄水場外動力盤更新工事―4806万円▽綾川浄水系高松(御厩、唐渡、北原)計測室電気引込盤更新工事、3800万円▽綾川浄水場ろ過池機器更新工事(その2)―3500万円▽東部浄水系引田線支障移転工事(番屋川)―3200万円
【修繕工事】
 ▽中部浄水場水道施設(土木施設)耐震化修繕―9800万円▽中部浄水系2系ろ過地修繕工事―8742万8000円▽東部浄水場水道施設(土木施設)耐震化修繕工事―6700万円▽西部浄水場水道施設(土木施設)耐震改修繕―5590万円▽東部浄水場導水ポンプ用インバータ設備修繕―4968万円▽綾川浄水場水道施設(土木施設)耐震化修繕工事―4900万円