建通新聞社四国
2015/04/28
【香川】香川県 簡易公募プロポ 県庁東館耐震改修基本設計
香川県は県庁東館耐震改修基本設計(高松市番町)を簡易公募型プロポーザル方式で公告。5月11日まで参加表明を受け付ける。参加資格は測量・建設コンサルタント業務等や業務実績など。6月上旬に特定する予定。設計期間は2016年1月29日。業務費目安額5900万円、
県庁東館(鉄筋コンクリート造9階、塔屋3階建て延べ1万1871平方b、直接基礎)の耐震改修に係る基本設計。高層棟と低層棟の耐震改修のほか、県庁舎東館と本館連絡通路、議会庁舎との接続部分の改修や、建物周辺の外部(南庭含む)の整備に伴う内容。2000年度4月以降で、地上部分の構造が鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造で1棟の延べ面積が9400平方b以上の建築物(主要用途が倉庫その他これに類するもの除く)で、最下層の床下に免震層を設けた免震改修の基本設計の同種業務か、同建築物の免震改修に係る基本設計または実施設計業務の類似業務―の業務実績などを求めている。
県庁東館耐震改修は▽高層棟の基礎下に免震層を新設▽塔屋に耐震壁を設置▽低層棟は基礎下に免震層を新設▽概算工事費は38億円(建築32億円、設備6億円)▽概算工期約2年。
県庁舎東館は建築家の故丹下健三氏の設計によるもの。1958年に完成し近代建築の保存に取り組む国際学術組織「DOCOMOMO」の日本の近代建築20選に選ばれている。