建通新聞社四国
2015/04/21
【高知】国交省高知港湾・空港整備事務所 防波堤築造工を6〜7月から順次公告
国土交通省高知港湾・空港整備事務所は、高知港三里地区、須崎港湾口地区、宿毛湾口池島地区で防波堤の延伸や粘り強い構造に改良するための工事を6〜7月に順次公告する予定。発注規模が2億5000万円以上の本官発注は高知港三里地区東第一防波堤築造の2件と同地区南防波堤築造、須崎港湾口地区東防波堤築造、宿毛湾港池島地区第二防波堤築造の計5件を予定している。
高知港三里地区東第一防波堤築造は、延伸を進めるその2に隣接する既存の防波堤を粘り強い構造に改良するための工事を行う。港内側基礎捨石を嵩上げ、拡幅し、既設のものを流用した被覆ブロックを敷き詰める。施工延長は未確定で、これから予算の範囲内で調整する。発注規模は2億5000万円以上6億円未満。
同その2では、ケーソン2函を据え付けて防波堤を延伸させる。ケーソン1函当たりの規模は延長19・8b、幅15・7b、高さ13・5b、重さ約2800d。基礎工、被覆・根固ブロックと消波ブロックの据え付け、上部工も合わせて行う。発注規模は6億円以上15億円未満で、国債を適用し16年度まで工事を進める。東第一防波堤は全体延長1100bで、今回の発注分で940bの据え付けが完了する。
同地区の南防波堤では粘り強い構造に向けての改良を14年度に引き続き進める。工事内容は東第一防波堤と同じ。港内側と港外側を分離して発注し、港内側は2億5000万円以上6億円未満の本官発注、港外側は1億5000万円以上2億5000万円未満の分任官発注となる。
須崎港湾口地区防波堤も粘り強い構造に向けての改良を14年度に続けて進める。工事内容は本体ブロック(腹付石)の設置と被覆・根固工。東防波堤は6億円以上15億円未満の本官発注、西防波堤は1億5000万円以上2億5000万円未満の分任官発注となる。
宿毛湾港池島地区第二防波堤では、ケーソン2函を据え付けて防波堤を延伸させる。ケーソン1函当たりの規模は延長14b、幅16・2b、高さ17・2b、重さ2941d。基礎工、根固ブロック据え付け、撤去工も合わせて行う。発注規模は2億5000万円以上6億円未満。全体延長は380bで、今回の発注分を除き残り5函のケーソンを据え付けて完了となる。
室津港室津地区の第一防波堤では、14年度に発注したケーソン2函の据え付けを国債を適用し15年度も継続して進めている。