日本工業経済新聞社(山梨)
2015/04/21
【山梨】年度内に広場造成し駅舎デザインは年内まとめ 山梨市駅南地域
山梨市は、山梨市駅南地域整備事業において当初予算に8億4102万円を予算化した。JRが設計を進める駅舎・南北自由通路のデザインは年内にはまとまる見通しで、既存建物の解体が済みしだい広場の造成に着手する。
同事業は、総合計画重点プログラムの抜本的見直しで策定された「チャレンジミッション」として推進され、当初における予算措置としては、南口広場の造成工事費5000万円、電線地中化の設計委託費800万円、公有財産購入に2848万円、JR東日本への負担金4億5000万円、帝京医療福祉専門学校と中村産婦人科医院を中心とする補償費3億397万円などを対応している。
造成は日本カーボンの建物解体完了を待って、年度後半にも着手する。電線地中化設計は、地区内に多く存在する水路を生かすかたちで進める考え。
一方、橋上駅舎および南北自由通路は、JR東日本による基本設計が完了し、実施設計に移る段階となった。まちづくりの会からの意見を聞きながら作業を進め、年末までにはデザインを公表。パブリックコメントを実施したい意向だ。16年3月には道路も含めた全体的な費用を公表できる見通し。駅舎は18年9〜10月の完成が見込まれている。