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日本工業経済新聞社(群馬)
2015/04/17

【群馬】前橋市が富士見公民館で大規模改修

前橋市は本年度、富士見町田島地内にある富士見公民館で、耐震化を含む大規模改修を実施する。工事は建築、機械設備、電気設備の3分割発注を見込んでおり、本年度から2カ年で工事を進める。発注は、9月定例議会へ契約議案を上程する考えであるため、7月から8月ごろの公告となりそうだ。総事業費には約5億5000万円を試算しており、このうち本年度の当初予算には、3億3900万円を計上した。
富士見公民館は、1980年に建設されたRC造2階建て、延べ床面積3176・51uの生涯学習施設。内部は、1階の西側と2階が公民館となっており、1階には事務室、旧図書室、視聴覚室、学習室などが配置されている。2階は実習室、研修室、会議室、多目的ホールなどがレイアウトされている。また、1階の東側には、ふじみ老人福祉センターがあり、ステージ付きのホールや集会室のほか、風呂場、機能回復訓練室などが設置されている。
工事は、トイレの改修と造形教室の設置、老朽化した設備の更新、内外装の改修、ホール部分の耐震化、旧図書室の多目的室への改修をそれぞれ計画している。設計は勝山工務所(前橋市)が作成した。
トイレの改修では、1階と2階にあるトイレの洋式化と、1階にある多目的トイレに児童用の機能を追加する。造形教室の設置は、1階の北側にある既存の部屋を造形教室に変更する。老朽化設備の改修は、エアコンやダクト、ふじみ老人福祉センター部分にある風呂場などの老朽化した設備を更新する。
内外装の改修は、床や壁の改修、タイル張りの外壁の劣化部分を張り替える。ホールの耐震改修は、吊り天井の耐震化を行う。
当初予算に計上した事業費については公民館部分を生涯学習課が、老人福祉センター部分を介護高齢課がそれぞれ担当しているため、床面積ごとに分けて確保した。合計した工事費3億3900万円の内訳は、生涯学習課分が2億7300万円、介護高齢課分が6600万円となっている。