日本工業経済新聞社(茨城)
2015/04/17
【茨城】土浦市 川口運動公園野球場観覧席改築7月にも3件分離
土浦市スポーツ振興課は、川口運動公園の野球場観覧席を改築するとともに、夜間照明灯を新設する。7月にも3件分離(建築・機械設備・電気設備)で観覧席改築工事の一般競争入札を公告。9月の市議会定例会で承認を受け、11月からの工事着手を目指す。既存観覧席の解体工事も同時期に公告する。当初予算では、2015〜17年度の3カ年継続費に総額19億円を設定した。
この事業は、老朽化が著しく狭あいな野球場の観覧席を増設するもの。また19年度に茨城県で行われる国民体育大会の軟式野球会場として予定されていることから、併せて夜間照明灯を整備する。
改修後は、内野スタンド面積を8620・68u、収容人数を約1万人とする。ナイター照明設備は6基配する。
当初は既存施設の観覧席(7000席)を生かしたまま増設する計画で、1階部分の管理棟耐震補強に伴う設計を進めていた。しかし観覧席改修の設計を鰍い造園設計事務所(茨城事務所=牛久市)により進める過程で、改築する方針に転換したため、耐震化は取りやめた。
観覧席改修の実施設計は5月中に策定を完了する。
早ければ7月にも既存観覧席解体、3件分離の観覧席改築工事を公告する。8月には入札を執行し、9月市議会定例会で承認を受けたい考え。10月までは球場利用の予定があるため、工事着手は11月となる。
全体的なスケジュールとしては、本年度に既存観覧席を解体し、観覧席整備工事・夜間照明灯整備工事に着手。17年5月まで3カ年で工事を進める。このうち16年度にはグラウンド整備工事も行う。
本年度当初予算では、事業費に3カ年継続費19億円を設定。内訳は15年度が4335万5000円、16年度が11億7964万4000円、17年度が6億7700万1000円。
なお、夜間照明灯の整備工事には「第74回国民体育大会市町村競技施設整備費補助金」を活用する予定。