日本工業経済新聞社(山梨)
2015/04/13
【山梨】5月下旬公告のプロポで事業者 笛吹市のミズベリング誘客施設
水辺を活用して地域振興を図る笛吹市は、ミズベリング構想における誘客施設を運営管理する民間事業者選定のためのプロポーザルを5月下旬にも公告する。現在市民から募っているアイディアを参考に提案のテーマを絞り込む。
同市は6日から、ミズベリングに対する市民からのアイディア募集をホームページなどで開始した。アイディアは、事業の核となるNTTグラウンド跡地(A2・5ha)の活用方法が主となり、現時点では、誘客施設や直売所など(Aゾーン)、公園やイベントスペースなど(Bゾーン)および駐車場が基本となっている。具体的な施設を検討するにあたり、さまざまなアイディア募集からテーマ・方向性を探り、実際の運営業者を募るプロポーザルにつなげたい考えだ。
応募用紙に記されている設問は「誘客拠点施設にふさわしいテーマ」「約1万uあるBゾーンの活用方法」「観光振興・石和温泉の活性化」の3題。
このうち、誘客施設については延べ面積1500〜2000u、建設費用8億円以下が想定規模とされており、これまで市民ミーティングや議会で説明された@市が建設し、民間業者の運営管理A収益は応分に配分し、建設・運営費用が回収できる見込みがあることB温泉街の宿泊客大幅増と経済波及効果が見込まれること、が民間事業者の誘致条件に挙げられている。
アイディア募集期限は5月15日で、市では内容を早急にまとめ、下旬の公告を目指す民間事業者募集のプロポーザル提案のテーマとする考え。集まったアイディアの内容にもよるが、複数のテーマを掲げ、事業者が選択して提案する形式となる可能性が高い。8月中旬には業者特定の運びとなる見込み。
募集窓口および問い合わせ先は経営企画課政策推進担当(■055−262−4111)。