日本工業経済新聞社(山梨)
2015/04/09
【山梨】道志村当初予算 小中学校改築第2期分に7・7億円
道志村(長田富也村長)は2015年度当初予算を公表。建設関連では、道志小中学校改築事業(第2期分:小学校校舎)に7億7760万4000円を計上した。そのほかには、観光施設整備事業(ポケットパークなど)に5663万2000円、橋梁長寿命化修繕事業(白井橋耐震工、長沢橋詳細設計)に3072万2000円、村道改良工事に4239万3000円−を盛りこんだ。
第2期分工事は、年末から年明けの発注を見込んでいる。建築主体と機械設備は、昨年度の1期分(中学校校舎改築)と同様、指名競争による一括発注が有力。また電気設備については別発注とし、指名競争入札の可能性が高い。1期と2期(小学校校舎建て替え)分の総事業費は12億から13億円程度となる。
新しい小学校は、既存中学校校舎の解体後に建設する。RC造2階建て、延べ床面積は2855uの規模で、床や廊下、階段などの内装に木質化を図る。太陽光発電設備の設置予定は現時点でない。
同村の児童生徒が減少傾向にある小規模校の特色を活かし、小中学校の連携が図れるよう一体的な建物になる。校舎北側が中学校、右側が小学校で、中央部分は小中共有の施設として図書館や多目的スペース。1階が職員室や特別教室、2階が普通教室とした。実施設計は、佐藤設計企画室(富士吉田市上吉田915−9)が担当。
同会計に占める普通建設事業費は、10億2715万1000円で、前年度と比べ27・3%(2億2038万7000円)の大幅増。
一般会計予算総額は25億7800万円で、前年度比5・7%増(1億3800万円)となった。