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建通新聞社
2015/04/08

【大阪】大阪府 第3工区に着手 国道371号BP

大阪府は、国道371号石仏バイパス整備で、第3工区の工事に2015年度から着手する。また、府県間トンネルの(仮称)新紀見トンネルでは、和歌山県との本協定締結に向けて協議を進めており、15年度中の締結を目指す。
 これまでの協議で、新紀見トンネル築造工事は、国道371号橋本バイパスの整備が進んでいる和歌山県が発注する方向で調整を進めており、本協定締結後、工事発注するスケジュールが見込まれる。県では、協議が順調に進めば15年度中に工事契約手続きが完了できるスケジュールを視野に入れる。
 新紀見トンネルは、国道371号の河内長野市天見〜和歌山県橋本市柱本の延長約2・1`で計画。大阪府側1・4`、和歌山県側0・7`の内訳で、NATMにより2車線を築造する。工事期間は4〜5年が見込まれ、総事業費は約60億円。設計は、14年度に和歌山県発注で日本工営和歌山営業所に委託、3月末に設計をまとめている。
 第3工区は、河内長野市天見の南海高野線天見駅付近の現道タッチ部から和歌山県境までの延長約2・4`。15年度発注工事では、(仮称)出合第1トンネル築造工事を実績申告型条件付一般競争入札で第1四半期に公告する。延長445b、幅員9bをNATMで築造する。工期は18カ月。調査・設計では、小天見谷橋(橋長約80b)の詳細設計などを進める。
 第3工区内の主な構造物は、トンネル3本(新紀見トンネル、出合第1トンネル含む)、橋梁2橋(小天見谷橋含む)。平成30年代半ばの完成を目指している。
 国道371号バイパス事業は、河内長野市石仏から同市天見(和歌山県境)までの延長6・1`を3工区に分けて整備を進めてきた。1工区(延長1・8`)は03年に供用開始しており、2工区(延長1・9`)と3工区の整備を進めている。2工区は、17年度末の供用開始を目指しており、主な構造物の未発注案件は橋梁1橋(取り付け部)を残すのみとなっている。