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日本工業経済新聞社(山梨)
2015/04/06

【山梨】認定登録で公園や川床整備 笛吹市のかわまちづくり

 笛吹市は、にぎわいある河畔空間を創出するとして国土交通省から「かわまちづくり計画」の認定を受け、3日に登録証の授与が行われた。
 同市が打ち上げたミズベリング構想を踏まえた計画は、笛吹川右岸における親水護岸整備(L900m)を国交省が直轄で実施するほか、笛吹市がミズベ公園整備とアクセス道路拡幅改良、近津用水の川床整備、鵜の見学施設整備を行うもの。
 市民ミーティングや議会の場で慎重な意見が出された事業の核となる誘客施設は本計画には含まれておらず、ミズベ公園は本年度、見学施設と川床は16年度に設計着手の工程が考えられている。親水護岸は15〜16年度に測量から詳細設計までを進める予定。
 国土交通省関東地方整備局甲府河川国道事務所の田中克直所長からの登録証授与を終え、倉嶋清次市長は「登録認定でひとつの山を越え、決意を新たにした」と語るとともに、誘客施設について「石和温泉の活性化を起爆剤として、市全体の産業の活性化につなげていくよう取り組んでいきたい。内容は市民の声を聞きながらつくりあげていくので、積極的なアイディアを聞かせてほしい」と市民との協働で進めていく考えを示した。
【写真:田中所長(左)から手渡された登録証を手にする倉嶋市長】
【エクセル表:笛吹市かわまちづくり工程表】