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日刊建設タイムズ社
2015/04/06

【千葉】投資的経費9・1%増の856億円/県土整備部の15年度主要施策/高規格幹線道路の強化など

県県土整備部は2015年度の主要施策概要をまとめた。同部の一般会計当初予算は対前年度当初比7・0%増の1122億9596万円となった。これは県予算全体の6・6%を占める。特別会計は、流域下水道事業が同6・5%増の367億9604万円、港湾整備事業が同19・7%増の16億3542万円、土地区画整理事業が同3・3%増の123億2969万円。
  一般会計の投資的経費は前年度当初比9・1%増の856億2564万円。うち普通建設事業費は同3・1%増の672億3564万円。同事業費の内訳は、補助事業が同2・1%増の450億6593万円、単独事業が同5・2%増の221億6971万円。
  一般会計の各課別予算額は、@県土整備政策課115億7344万円(対前年度当初比2・6%増)A技術管理課7343万円(同0・4%増)B建設・不動産業課9800万円(同31・0%増)C用地課10億315万円(同24・1%増)D道路計画課161億9361万円(同40・1%増)E道路整備課248億7747万円(同0・7%増)F道路環境課187億2561万円(同4・8%増)G河川整備課158億3710万円(同4・9%増)H河川環境課26億2887万円(同0・6%減)I港湾課36億741万円(同8・6%増)J営繕課1241万円(同1・6%減)K施設改修課961万円(同0・1%減)L都市計画課3711万円(同46・6%減)M市街地整備課47億4722万円(同0・4%減)N公園緑地課25億6254万円(同2・1%増)O下水道課33億6987万円(同1・2%増)P建築指導課2億7710万円(同28・6%減)Q住宅課63億6322万円(同4・4%増)など。
  本年度は、総合計画「新輝け!ちば元気プラン」の実施計画の3年目となり、同プランに掲げた3つの基本目標のうち、「安全で豊かなくらしの実現」と「経済の活性化と交流基盤の強化」の2つの基本目標のもとに各種事業を位置付け、「くらし満足度日本一」の実現に向けた取り組みを進める。
  「安全で豊かなくらしの実現」では、災害時の道路ネットワークを確保するため、高規格幹線道路の充実・強化を図るとともに、緊急輸送道路などの改築、橋りょうの耐震補強や道路法面の防災対策を行う。また、建築物・宅地の地震対策の推進として庁舎・学校・文化施設等の耐震化を推進するほか、交通安全県ちばの確立を目指して、歩道整備や見やすい標識の設置など道路環境の整備・改善を進める。また、流域下水道終末処理場や工業用水道・上水道浄水場から発生する汚泥を固形燃料や培養土、セメント原料等として再資源化し、資源循環型社会の構築をめざす。
  「経済の活性化と交流基盤の整備」では、県内外と成田空港のスムーズな人・物の流れの強化、さらには全国や県内各地との交流や連携を目指し、圏央道、東京外かく環状道路(外環道)、北千葉道路などの高規格幹線道路の整備を促進するほか、アクアライン着岸地・圏央道沿線地域での整備を推進。大型船舶に対応した岸壁の整備、緑地プロムナード・旅客船埠頭の整備などにより、活力ある県土づくりを進める。また、道路・河川・港湾(海岸)施設、県立都市公園施設、流域下水道施設、県営住宅の長寿命化など、既存施設の維持管理と長寿命化を推進する。k_times_comをフォローしましょう
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