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日本工業経済新聞社(群馬)
2015/04/03

【群馬】本年度設計着手へ 給食センター建て替え

藤岡市は本年度、給食センター建て替えに向けた基本計画を策定する。施設の規模や内容を決め、年度内に設計をまとめる。災害時には避難所として活用することも検討する。着工は2016年度を予定しており、17年度中の供用を目指す。本年度の事業費は約1億6300万円、総事業費には約20億円を見込んでいる。
老朽化が進む給食センターを移転、新築する計画。同センターによると、建設地は同市神田地内の市有地で、敷地面積は約9300u。年内に造成工事を始める。
新センターはS造平屋(一部2階)建て、延べ床面積は3000u規模を想定。市内16の小中学校に、県の特別支援学校を加えた17校、計7000食を調理する。
本年度事業費約1億6300万円の内訳は◇測量委託約500万円◇基本・実施設計委託約5700万円◇地質調査委託約250万円◇整備計画作成委託約460万円◇造成工事5400万円◇用地買収約4000万円−となっている。
年内に概算の工事費を出し、16年度当初予算に計上する見込み。例年6〜7月になる国の補助金内示後に入札を行って着工。17年9月の本格稼働を目指す。市担当者は「試運転を行い、17年度の2学期から本格稼働させたい」と話している。
現在の給食センターは、2つの調理場で構成。第一調理場は1978年(昭和53年)、第二は1988年(昭和63年)の建設で、延べ床面積は、共に1000u弱。合わせて約6500食を調理する。第二はドライシステムだが、第一はウェットシステムをドライ運用している。
市は2009年3月、給食センター建て替えに向けた検討委員会を設置。適地の選定や施設の規模、機能などを検討してきた。その最終報告には、災害時の防災拠点としての機能を盛り込むことも明記された。